キャンピングカーにおけるタイヤの選び方について

こんにちは、埼玉県を中心に関東圏エリアでキャンピングカーのバッテリー交換やメンテナンスなどの整備を行っている橋本オート商会です。長年培った実績から得た技術を駆使してお客様のどんなご相談も解決することが可能です。お気軽にお問い合わせください。

今回は、キャンピングカーのタイヤの選び方についてご紹介していきます。キャンピングカーのタイヤは一般の乗用車とは少し違います。そのため、同じような選び方をしてしまうと危険です。本記事では、キャンピングカーのタイヤ選びで必要な知識と失敗しないためのポイントについて解説していきます。

キャンピングカーと一般乗用車のタイヤの大きな違いは「耐久性」です。

キャンピングカーには居住スペースにベッドやキッチン、その他の設備が備わっており、車体・居住スペース・キャンピングカーに乗っている人の重さを合計した負荷がタイヤに常にかかります。停車中でも乗用車以上の重量がのしかかっているため耐久性の高さが求められます。より耐久性の高いタイヤを選ぶことは同乗者の安全性を保護することができます。そのため、慎重にタイヤを選び定期的にメンテナンスを行うことが必要です。

タイヤ選びを行う際にはタイヤの基本知識を理解しておく必要があります。まず知っておく必要があるのがタイヤの側面に記載されている情報です。側面には以下の情報が記載されています。

• サイズ：例）225/75R16　←実際の表示

　・225：タイヤの断面幅

　・75：アスペクト比 （断面高さの割合）

　・R：ラジアル構造

　・16：リム径（タイヤの直径）

• ロードインデックス：例）107/105L←実際の表記　※ロードインデックスとは一本のタイヤで支えられる最大負荷能力を示す数値のこと

　・107：シングルタイヤ時のロードインデックス 

　・105：ダブルタイヤ時のロードインデックス

　・L：速度記号（タイヤが走行できる最高速度）

他にも製造年などが記載されていたりします。このように記載されている数字の意味を理解しておくことでタイヤ選びに活かすことができ、自分のキャンピングカーに最適なタイヤを選ぶことができるようになります。

最適なタイヤを選んでも定期的にメンテナンスを行う必要があります。

1. ローテーション：タイヤの摩耗を均等に促進させ、寿命をより長く延ばすことが大切です。そのために5,000～10000kmごとにタイヤをローテーションさせることが良いとされています。
2. 空気圧の管理：適正な空気圧を維持することも重要です。空気圧の管理はタイヤの寿命や走行性能、安全性などに大きく影響します。また、キャンピングカーの荷重は一般乗用車よりも大きいため定期的な空気圧のチェックを行いましょう。
3. タイヤの溝：タイヤは走行し続けるとすり減っていき、溝がなくなってしまいます。溝にはスリップ防止などの役割があるため溝がない状態で走行を続けると事故に繋がる恐れがあります。そのため、溝が減っていないかを定期的にチェックする必要があります。

キャンピングカーのタイヤ選びを正確に行うことで安全で快適な旅を実現することができます。そのためにはまずタイヤの基本知識を知っておく必要があります。種類によって表記の仕方は変わることがあるためどの数値が何を表しているのかなどを理解しておきましょう。また、適正なタイヤを選んでもメンテナンスを行わなければタイヤの寿命が縮んでしまいます。耐久性やメーカーの信頼度などを考慮した上で最適なタイヤを選ぶことで安心感を大きく向上させることができます。また、点検やメンテナンスも忘れずに行いましょう。キャンピングカーの旅を安全かつ快適に過ごしてみませんか！