キャンピングカーのサブバッテリー、寿命はどのくらい？

こんにちは！埼玉県を中心に関東圏内幅広く、キャンピングカーのメンテナンスに携わらせていただいております橋本オート商会です。キャンピングカーライフを夢見ている方や、実際に念願のキャンピングカーを手に入れた方は、いかに長く丁寧に愛用し続けていけるかという点において特に強い想いを持っていらっしゃるのではないでしょうか？キャンピングカーにはサブバッテリーが搭載されていますが、このサブバッテリー、そもそもどのくらいの寿命があるのでしょうか？今回はそんな原点ともいえる、サブバッテリーの種類の違いから寿命について解説していきます。

まず、サブバッテリーは何故必要なのかという点から理解を深めていきましょう。キャンピングカーではいかに車内での生活を楽にできるかという点が重要ではないでしょうか？快適性を高めるために、キャンピングカーでは様々な家電を使用できる環境を整えていくものです。そんな家電を走行時以外でも難なく使用するために必要なのがこのサブバッテリーです。サブバッテリーではキャンピングカー自体を動かす事は出来ませんが、サブバッテリーがあることで停車中でも搭載されている家電を使用することが出来ます。

そんなサブバッテリーは、キャンピングカーライフを楽しむためには欠かせない存在です。車中泊をするシーンも増えるキャンピングカーでは、メインエンジンを停止中でも、車内に搭載されている家電を使いたいシーンはたくさんあります。冷蔵庫内を冷やしておきたい場合や、車内を快適な温度にするために空調設備を稼働させたい場合など、そういった時にサブバッテリーが必要なのです。だからこそ、如何に容量が大きく、コンパクトで小さなスペースで収める事が出来るかによって、キャンピングカーの利便性を向上させることができます。

キャンピングカーで使用するサブバッテリーの種類には大きく分けて2つの種類があります。1つ目はこの鉛でできているディープサイクルバッテリー。古くからキャンピングカーのサブバッテリーといえばこれ！といえるほど長く、定着している種類です。何度も充電と放電を繰り返すように作られており、300～500回程度繰り返し使用することができるとされています。ただし、サブバッテリー自体が非常に重量がありそれでいて大きな製品しかないため、容量はそこそこに、場所を取ってしまう事からデメリットもあるサブバッテリーです。

サブバッテリーのもう一つの種類であるリチウムイオンバッテリー。今後、一番主流になっていくものでしょう。スマートフォンやモバイルバッテリーなどに利用されているリチウムイオンバッテリーと同様のもので、性能が非常に高く、従来のディープサイクルバッテリーと比べてコンパクトながらも非常に長い寿命を兼ね備えています。約2,000回程度充電・放電を繰り返していくことが可能とされているからとても性能がいいのです。また、軽量でありながら電圧も使用中に降下しないという利点もあることから、キャンピングカーライフを思いっきり楽しむためには、ディープサイクルバッテリーからリチウムイオンバッテリーへ交換することでスペースの削減ももちろん、より快適な車中泊をすることができるでしょう。

今回はキャンピングカーに搭載するサブバッテリーの寿命について解説してきました。寿命という点で考えると、やはり圧倒的にリチウムイオンバッテリーがオススメです！バッテリーの交換タイミングに合わせてより性能のいいサブバッテリーへのアップグレードをご検討されてみてはいかがでしょうか？