キャンピングカーの水回り情報について解説！

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今回は、キャンピングカーの水回り情報を解説していきます。水道やトイレ、シャワー等はどうしているのか、生活に欠かせない水回りの設備がもつ要素などについて詳しくご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。

キャンピングカーは長距離の旅行やアウトドアなどで大活躍する動く家のような車両です。車内で生活することができますが、生活の中で水回り設備は必要不可欠ですよね。そんな水回りに必要な設備には何があるかご紹介していきます。

キャンピングカーにはタンクが大きく分けて2種類あります。それが給水タンクと排水タンクです。給水タンクはその名の通りキャンピングカー内で使用する新鮮な水を供給するために搭載されています。給水タンクの大きさは大・中・小とありそれぞれで容量の大きさが違います。ここから車内の水回り設備へ水が供給されていきます。

一方、排水タンクというものがあり給水タンクと逆で使用した後の水を溜めておくタンクになります。排水タンクはグレーとブラックの2つがあります。グレータンクはキッチンやシャワー等で使用した生活排水が溜まります。ブラックタンクはトイレから流れる汚水が溜まります。

これらのタンクは容量が決まっているため定期的に給水・排水を行う必要があります。このタンクがキャンピングカー内で必要となる水のすべての源となっています。

キャンピングカーにトイレを設置することもできます。トイレにはカセット式や固定式などがあります。カセット式トイレは使用後の汚水や廃棄物をカセットに溜めてまとめて処理できるタイプです。また、固定式トイレは汚水がすべてブラックタンクに貯まります。

給水タンクからすべての水回り設備に水を供給するためにはポンプシステムが必要です。ポンプは電動でタンクからキッチンやシャワー等へ送り出します。また、自動ポンプもあります。これは水の使用に合わせて自動的に作動するため便利で節水にもつながります。

給湯器が設備されているキャンピングカーは温水を供給することができ、温かいシャワーを浴びることができたり、温水で皿洗いをしたりすることができます。給湯器はガスや電気などを使用して水を温めます。特に寒い冬などはタンクの水も冷たくなるため水の使用が億劫になってしまいがちですが、温水が出るとより快適に生活を送ることができます。

キャンピングカーの水回り設備を長期間使用するためには定期的なメンテナンスを行う必要があります。タンクは給水・排水どちらも定期的に洗浄を行い清潔な状態を保ちましょう。タンク内にカビや細菌などが発生してしまうと健康に悪影響を及ぼす可能性があるためタンクを交換する必要があります。また、長期間使用しない場合は水気をしっかり取り除くことが大切です。水洗いで落ちない汚れは専用クリーナーがあるためそれらを使用しましょう。トイレ設備や給湯器などもメンテナンスが必要です。フィルターや配管のチェック、不調がないかを確認しておきましょう。最後に、ポンプシステムの管理も忘れずに行うことが重要です。ポンプが止まってしまうと水を供給することができなくなってしまうため定期的な動作確認、フィルター清掃などを行うことで長期間でも使用することができるようになります。

水回りで発生しやすいトラブルと対処法をまとめました。

1. タンクからの水漏れ：タンクから水漏れが発生した際には漏れの原因を特定します。主な理由としてタンクのひび割れや接続部分の緩みが挙げられます。補修キットや締め直しなどの処置を行いましょう。それでも改善しない場合はタンクの交換や業者へ依頼するなどの方法もあるかもしれません。
2. タンクの詰まり：排水タンクが詰まってしまうことがあります。そんな時は、まずタンクの中をすべて空にして詰まりの原因を特定し取り除きましょう。対策として残飯などのゴミは流さないようにしたりこまめに排水処理を行ったりすることができます。
3. トイレの異臭：トイレから異臭がするときは、廃棄物を処理して清掃をしっかりと行いましょう。臭いは一度ついてしまったら中々取ることができなくなってしまうため普段の清掃をしっかり行ったり消臭剤などのアイテムを使用したりしましょう。
4. 給湯器の不調：正常に作動しない時はフィルターや配管の詰まりが原因となることが多いです。定期的に清掃するようにしましょう。また、それでも作動しない時はメーカーに問い合わせたり専門家に見てもらったりしましょう。
5. ポンプが作動しない時は電源が入っているか、配線に問題がないかなどの確認を行いましょう。それでも動かない時は専門業者に依頼して修理してもらいましょう。

キャンピングカーには水回り設備が多くあり、どれも重要な役割を果たしています。快適な旅行をサポートするために欠かせない設備はしっかり管理やメンテナンスを適切に行うことが大切です。また、トラブルが生じたときは的確に判断し、迅速に対処しましょう。普段のメンテナンスをしておくことが旅行時に問題なく使用できることにつながります。