キャンピングカーにおける水道などの水回りシステムについて

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今回はキャンピングカーにおける水道システムについて解説していきます。

キャンピングカーでより快適な生活を送るには水道システムが欠かせない要素です。ここではキャンピングカーの水道システムを構成する要素をご紹介していきます。

1. 給水タンク：キャンピングカーと住宅の水道の一番の違いはタンクから給水されることです。清潔な水を貯蔵するためのもので、キャンピングカーのサイズや使用頻度など状況に応じて大きさや種類が異なります。
2. ポンプ：給水タンクから水を各設備へ供給する際に必要となる設備です。これを使用することによって水圧を一定に保つことができます。
3. 配管：給水タンクから水を運ぶための配管です。プラスチック製のものが主流ですが、移動中にずれてしまったり損傷が見られると漏水トラブルなどが発生してしまう恐れがあります。
4. 水栓や蛇口：タンクから供給された水を使用するための設備です。蛇口をひねるとポンプが作動して蛇口から水が出てくるようになっています。また、一般家庭と同じような蛇口だけでなくシャワーノズルもあったりします。これを車外まで伸ばすと簡易シャワーとして使用することができます。
5. ボイラー：シャワー設備があるキャンピングカーではよくある設備ですが、温水を供給するために水を加熱する装置です。ガスボイラーが主流ですが、最近では電気ボイラーも利用されることが増えました。寒い冬などで大活躍します。
6. 排水タンク：食器洗いやシャワーなどで使用した水は排水タンクに溜まります。排水タンクはグレータンクとブラックタンクに分かれていてトイレで出た汚水はブラックタンクに溜まるようになっています。定期的に排水処理を行ったり清掃をすることが大切です。

キャンピングカーで水道を利用する際に注意すべきことがいくつかあります。

一つ目は、定期的な清掃を行うことです。ウォータータンクは綺麗な水を溜めていますが、年数が経過するとカビなどが繁殖してしまう可能性があります。また、排水タンクも汚れた水を溜める為、定期的にタンク内を清掃する必要があります。カビやバクテリアなどがタンク内に繁殖してしまうと他の水回り機能にも影響が出る可能性があります。水洗いだけでは落ちない汚れなどは専用の洗浄液などを使用することもできます。

二つ目は、凍結対策を行うことです。冬期は外気温がマイナスになったりすることがあります。そんな時にキャンピングカーを駐めたままにしていると水が凍結してしまう恐れがあります。そのため、寒冷地などでは冬シーズンになると特に水回りシステムの凍結対策を行う必要があります。凍結防止ヒーターをタンクに設置したり車内温度を適温に保つことが主な対策として挙げられます。また、蛇口内の水をすべて抜いたりすることで蛇口が割れてしまうトラブルを防止することができます。

三つ目は、空運転に注意することです。ほとんどのキャンピングカーの水道システムは蛇口をひねるとポンプが作動して水を組み上げる仕組みになっています。そのため、給水タンクが空のまま蛇口をひねってしまうとポンプが空運転してしまいます。長時間空運転が続くと焼き付いてしまう恐れがあるため蛇口をひねる際に給水タンクに水が入っているかを確認しましょう。

キャンピングカーの水道システムは生活をよりよくし、快適な旅を実現することができるため欠かせない要素となっています。適切な設置や定期的なメンテナンスを行うことによって利用する水を清潔に保つことができ安全な水を利用することができます。また、水の節約を心がけたりシステムをしっかり構築することによって安心した生活を楽しむことができるようになります。橋本オート商会ではウォータータンクの販売も行っております。機能性に優れたウォータータンクの取り扱いから設置方法などわからないご相談も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。