キャンピングカーで巡る！快適な旅「お遍路」編♪

みなさんこんにちは！関東圏を中心に幅広いエリアでキャンピングカーのバッテリー交換やメンテナンスなどキャンピングカーに関するサービスを行っています、橋本オート商会です。今回は、一度は聞いたことがある「お遍路」はいろいろな県をまたぎながら寺院などを巡礼する旅です。この旅はキャンピングカーで行けるのかなど疑問点が多いですよね。本記事ではそんな旅のことについて解説していきます。

皆さんは「お遍路」という旅をご存じですか？遍路とは、真言宗を開いた弘法大師「空海」が約1200年前に修行して回った88の霊場を巡礼する旅のことです。代表的なものは「四国八十八カ所」と呼ばれ、四国四県の各地を巡るものがあり、ほかにも四国八十八カ所を模して開創された「関東八十八カ所」や本家四国よりも長い行程を持つ「九州八十八カ所」など全国各地にあります。

お遍路に参加する人を「お遍路さん」といい、特徴的な服装をした方が多いです。菅笠・輪袈裟・白衣・金剛杖などを身に着けた格好が正装と言われていますが、歩きやすいアウトドアな服でも敬意を払う心があらわれていればよいとされています。

お遍路に参加する人数は日本人が減少していく中で外国人の遍路人数が急増しています。その背景として日本人の宗教離れや国外へ観光に行く人数が増えたことと日本への外国人観光客が急増したことが挙げられます。

では、長い距離を歩き続けるのはとても大変ですよね。そんな時車で長距離の移動ができたら楽ですよね。現代では、車で移動しながら巡る車遍路も一般的になってきました。そこで車内でも快適に過ごすことができるキャンピングカーならより旅を楽しむことができるのではないでしょうか。

そもそも、お遍路はキャンピングカーで行けるの？と思う方もいると思います。結論、キャンピングカーを利用してもお遍路は可能です！八十八カ所ものゆかりの地を巡るとなれば一日だけでは回りきることはできません。しかし、巡礼期間中ずっとホテルなどの宿泊施設に泊まるとなれば当然費用は多くかかります。そんな時車内で生活ができるキャンピングカーなら日中の疲れをしっかりとることができます。さらに、キッチンなどの設備が備わっているキャンピングカーなら自炊もできるためプラスで費用を抑えることができます。

キャンピングカーで行くお遍路におすすめの八十八カ所を数カ所ご紹介していきます。また、車遍路をする際の注意点なども解説していきます。どんな時でもルールを守ることが大切です。

やはり一番おすすめするのは八十八カ所の本家である四国八十八カ所。阿波（徳島）・土佐（高知）・伊予（愛媛）・讃岐（香川）にある霊場寺院を巡る行程は約1400kmであり、すべての礼所を巡拝することで願いが叶い、功徳を得ることができるとされています。最近では、参拝目的は人それぞれであり、移動方法も車や自転車等歩き以外で回る人も増えたそうです。

伊豆八十八カ所は、熱海・伊東・修善寺・下田などにあります。熱海などは温泉地としても有名なため観光をする感覚で回ってみるのもよいかもしれません。また、ほとんどのキャンピングカーにお風呂は備わっていないためこれを機に熱海の有名な温泉を訪れてみてもいいかもしれません。

九州の７県全土に点在しているためすべて回るとなると約2000kmもの行程を移動しなければなりません。日数もより多くかかるため上級者向けのお遍路と言われています。しかし、それぞれの県で食や歴史・観光地などがたくさんあるのでお遍路以外にも得られるものはたくさんあるでしょう。

お遍路にキャンピングカーは車中泊もでき最適な車だといえますが、注意しなければならないのは大きくわけて2つあります。一つ目は駐車可能な場所であるかどうかをしっかり確認することです。駐車禁止であったり、車中泊ができない場所もあるかもしれません。事前にキャンピングカーを駐車してもよい場所であるかをしっかり確認しておくことが大切です。二つ目は、キャンピングカーが通れる場所であるかどうかを見極めることです。霊場寺院などは各地に散らばっており、たどり着くまでの道が整備されていないところもあるかもしれません。また、道幅が狭いと通れなくなってしまう可能性もあるためしっかり確認しておきましょう。

いろんな目的で回るお遍路にキャンピングカーがあることで旅の疲れをしっかりとりながら巡礼することができます。日本には各地に観光地があるのと同様に八十八カ所もたくさんの地にあることがわかりましたね。キャンピングカーを持っている方もそうでない方も新しい旅の形として各地の八十八カ所を回ってみるのもいいかもしれません。